haradafilms.com BBS

ファンレターの宛先を教えて下さい - ブリックリン URL

2019/07/22 (Mon) 21:40:26

トップガン2の予告編に感動し、ガンヘッド2のポストカードを趣味で作りました。監督にメッセージを送りたいので、ファンレターの宛先を教えてください。

マヴェリック(異端児)であることは監督のポリシーであると著書にお書きになっていましたが、トップガンの33年ぶり続編の予告編で お馴染みの音楽とともに「MAVERICK」と出た時は 本当に感動して涙が出ました。

心のヒーロー - ブリックリン

2019/07/22 (Mon) 21:46:38

“過去の遺産を継承し次に受け渡す意識は不可欠。その遺産は作品としての映画とそれに関わった映画人をも含む” 原田眞人監督

今年のターミネーター最新作ではジェームズ・キャメロンがシリーズに復帰し、63歳のリンダ・ハミルトンに再びサングラスのSFヒロインを演じさせています。

高嶋政宏53歳、ミッキー・カーチス81歳、ブレンダ・バーキ56歳、原田監督70歳、みんなバリバリの現役で第一線で活躍している映画人たちです。

いまだに80年代のアイデアや人材に頼りきりの映画界ですが、それは「遺産の継承」がうまくいっていなかったからではないでしょうか。その遺産を次代の映画人に受け渡すことが出来る日本映画の巨人、偉大なるマヴェリックの映画監督といえば日本ではただ一人、原田眞人をおいては他にはいません(ヒーローが否定された平成時代には新たなマヴェリックが育たなかった)。

原田眞人の原点はSF冒険譚 - ブリックリン

2019/07/22 (Mon) 21:51:06

“明解に何が偉大なのか語り継ぐところから監督術に関する教育は始めなければいけない” 原田眞人監督

ポストモダン以来、「大きな物語の終焉」が叫ばれ、人々は先人が積み上げた過去の遺産になど見向きもしなくなり、偉大なるマヴェリック映画作家たちの「戦闘記録」は失われました。

こんな現状を変えられるのは、令和の黒澤明は、原田監督しかいないのです。 日本の多くのクリエーターやアーティストは反戦主義で戦いを否定しているため、高貴な戦い・闘争のダンディズムを描くことができないのです。

今こそ原田眞人監督が本当に撮りたい映画を撮るときです。令和を逃したら、もう後がありません。偉大なるマヴェリックも永遠には生きられないのです!

“サイファイの世界にはいずれ戻りたいという気持ちは強いが・・・。はて。さて。”

幼き日にジュール・ヴェルヌから託されたバトンを、次の世代に継承させる責務を果たすまでは、マヴェリックの監督に引退は許されません。

SFという「現代の神話」を完成させることこそ、映画人として最大の仕事ではありませんか。

Re: ファンレターの宛先を教えて下さい HF孔

2019/07/25 (Thu) 22:57:15

とりあえず私が窓口になりますので、メールして下さい。

Re: HF孔 様 - ブリックリン

2019/08/29 (Thu) 20:18:15

HF孔 様、監督にメッセージを届けてくださり、有難うございました。

最近、監督はブログの方でガンヘッドやSFに言及されていて、興味深いです。タイムトラベル物やサイファイ設定の戦争物を考えていらっしゃって、特に前者は10年に1本のペースで脚本を書いていらっしゃるとのことで、少年のようにSFマインドをずっと持ち続けていらっしゃることがよく分かりました。

「タイムトラベル物の原田映画」と聞いてまず想起したのは、やはり80年代の名作SF『バック・トゥ・ザ・フューチャー』です。

ハワード・ホークス監督みたいに保守的な価値観のロバート・ゼメキス監督がタイムトラベルで「父性」を取り戻すという傑作SF。

ガンヘッドではミッキー・カーチスが父性のイメージとして登場し、ガンヘッド2では50代の高嶋政宏に受け継がれるはずですが、それをタイムトラベル映画っぽくするなら、例えば、前作でエレベーターから落ちたバンチョーが実は生きていて、30年ぶりに元子分のブルックリンと再会するというドラマはどうでしょうか?(厳密にはタイムラベルではないですが)

ミッキー・カーチス81歳、高嶋政宏53歳、今しか作れない時空を超えた父性の継承譚です。それを邪魔するのが悪役と化したシワクチャのブレンダ・バーキ56歳! イニシエーションで成長する純粋な青年として原田遊人41歳。 おぉ! 夢のガンヘッド続編

“それぞれの役者のイメージを喚起するような作り方をしていくSFっていうのは、これはたぶん今、いい役者といいSF素材との組み合わせで一番要求されてることだと思うんですけど、ぼくがやるとしたらガンヘッド2であれ、ガンヘッドリメイクであれ、そっちの方向でやりたいですね”

素晴らしいですね。怪獣や特撮ヒーローの影響を受けていない“SF監督”は日本では原田眞人だけです。そしてその監督が創ったサイファイだけが後にも先にも日本で唯一存在する まともなSF映画なのです、未だに。日本のスピルバーグは庵野秀明や樋口真嗣ではありません。(平成の円谷英二でしかない)

“条件が整わない限り、SF企画に没頭することはない。他にもやりたい題材はいっぱいあるし、そういうものは大体が、「条件が整わなくても」できる題材だからSFは脇に追いやられる。「ガンヘッド」直後にジェームス・キャメロン人脈を生かせなかったツケみたいなものだ。そのキャメロン自身が、とっくにMY FAVORITE DIRECTORSのリストから姿を消している。というか、キャメロンが何をやろうが全く興味がわかない”

ジェームズ・キャメロンは「監督」という存在ではない気もしますが、それでもタイムトラベル物、SF戦争物、戦闘ロボット物(パワーローダーやAMPスーツはもちろん、ガンダムより前にゼノジェネシスをやっている)の傑作の数々を残していて、監督のMY FAVORITE DIRECTORSリストから外されたのは惜しいです(私もタイタニック以降は外しましたが)。

“「神秘島」が新鮮だったのは科学の力に比重を置き、発見と創意工夫の宝庫であったことだ”

まさにこの部分が「SF」要素なのであって、トクサツ番組とサイファイ映画の違いです。
それを理解している日本人監督は、原田眞人だけです。

名前
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.